新NISAが始まり、
「とりあえず投資を始めてみよう」
という人はかなり増えています。
ですが実際は、
「買い方」は考えても「売り方」まで考えている人は少ないです。
これはかなり重要で、
・暴落時に焦って売る
・利益が出ても使えない
・タイミングをミスする
といった原因になります。
実際に自分も最初は
・下がったらどうしよう
・これで本当に大丈夫なのか
と不安で、毎日株価を確認していました。
ただ、今振り返ると
間違った売り方をしなかったから続けられた
これが大きかったです。
なお、投資の基本がまだ不安な方は
先に「インデックス投資とは?」を読んでおくと理解がかなり深まります。
この記事では
・新NISAの出口戦略
・売るタイミングの考え方
・証券会社ごとの取り崩し方法
を実体験ベースで解説します。
新NISAは「出口までがセット」
投資は
・入口(積立)
・運用(増やす)
・出口(使う)
ここまでがセットです。
例えば「新NISAでやってはいけないNG行動7選」でも解説していますが、
多くの人は“途中の行動”で失敗します。
ですが実は、
最後の「売り方」も同じくらい重要です。
出口戦略①:ゴールを先に決める
まずやるべきことはシンプルです。
「何のために使うか」を決めること。
・老後資金
・セミリタイア
・将来の安心
これが決まると
・必要な金額
・投資期間
・リスクの取り方
すべてが決まります。
この考え方は「リスク許容度とは?倹約家の考え方」とも直結します。
出口戦略②:一括売却はしない
結論、
一気に売るのはNGです。
理由はシンプルで
・タイミングは読めない
・暴落と重なる可能性がある
からです。
だから基本は
分割して売る(取り崩す)
これが王道です。
出口戦略③:定率取り崩しが最も安定
おすすめは
定率取り崩し(資産の○%ずつ売る)です。
例えば
・資産1000万円
・年4%取り崩し
→ 年40万円使う
この方法のメリットは
・資産が長持ちしやすい
・暴落時のダメージを抑えられる
という点です。
いわゆる「4%ルール」という考え方で、
長期的に資産を維持しながら使える可能性が高いとされています。
出口戦略④:暴落時は売らない
これはかなり重要です。
下がった時に売ると負けやすいです。
自分も最初の頃は
「やばい、下がってる…」
と不安になりましたが、
売らずに持ち続けたことで回復を経験しました。
この経験はかなり大きく、
投資は“戻る”という感覚を持てるようになります。
出口戦略⑤:生活防衛資金は別にする
投資と生活費は完全に分けます。
・生活費 → 現金
・投資 → 長期資産
生活防衛資金(半年分)を確保しておくことで
・暴落時に売らなくて済む
・精神的に安定する
この状態が作れます。
出口戦略⑥:年齢とともにリスクを下げる
出口が近づくほど
リスクは下げるべきです。
理由は
回復する時間がないからです。
例えば
・株式100% → 80% → 60%
・現金や債券を増やす
こうすることで
取り崩し時の安定性が上がります。
出口戦略⑦:売らないという選択もある
意外と見落とされがちですが、
すべて売る必要はありません。
・必要な分だけ取り崩す
・長期で持ち続ける
この方が結果的に資産が伸びることもあります。
定率取り崩しはどの証券会社でもできる?
結論から言うと、
完全自動で「定率取り崩し」ができる証券会社は限られます。
楽天証券:定率売却に完全対応
楽天証券の「投信定期売却サービス」は、主要ネット証券の中でも非常に柔軟です。
• 定率指定が可能: 保有口数に対して「0.1%単位」で指定して、毎月自動で売却できます。
• メリット: 相場が良いときは多めに、悪いときは少なめに売却されるため、資産を長持ちさせる「4%ルール」などの運用に最適です。
• 対象: NISA口座(つみたて投資枠・成長投資枠)も対象となっています。
SBI証券:定率売却に対応
SBI証券も「投信定期売却サービス」において定率指定が可能です。
• 定率指定が可能: 「0.1%単位」で設定できます。
• 注意点: 以前は「定額」のみでしたが、現在は「定率」もしっかりサポートされています。
松井証券:定率売却に対応
松井証券も、楽天証券やSBI証券と同様に
「投資信託定期売却サービス」を提供しており、
定率での売却が可能です。
• 定率指定: 保有口数に対して**0.1%〜50%**の範囲(0.1%単位)で設定できます。
• その他の方式: 「定額(円指定)」や「期間指定」も選べます。
• 特徴: NISA口座(成長投資枠・つみたて投資枠)でも利用可能です。
マネックス証券:定額のみ(2024年時点)
マネックス証券の定期売却サービスは、現時点では「定額指定(毎月◯円)」のみの対応となっており、定率での自動売却機能はまだ実装されていません。
じゃあ結局どうすればいいの?
ここが一番大事です。
結論としては、
「完全自動」にこだわる必要はありません。
おすすめはシンプルで、
・年に1回だけ資産を確認
・その時の総額の4%を計算
・必要な分だけ売却
これだけです。
例えば
・資産1000万円 → 40万円取り崩し
・資産800万円 → 32万円取り崩し
というように、
その時の資産に合わせて調整するだけでOKです。
倹約家としての考え方
自分の考えとしては、
・完璧な自動化を目指すより
・シンプルに続けられる方法
の方が圧倒的に重要です。
実際、
取り崩しは「頻繁にやるもの」ではなく
年に1回レベルの作業なので、
手動でもほとんど負担はありません。
証券会社選びも重要
出口戦略を考えるなら、
使いやすい証券会社も大事です。
・操作が簡単
・売却しやすい
・積立との相性
このあたりで選ぶのがおすすめです。
詳しくは
→「おすすめ証券会社比較」で解説しています。
まとめ
新NISAの出口戦略で大事なのは
・ゴールを決める
・一括売却しない
・分割して取り崩す
・生活防衛資金を確保する
このあたりです。
投資は
増やすだけでなく「使うまでがセット」
ここを意識するだけで、
長期的な失敗はかなり減ります。


コメント